しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年6月9日(金)

人権脅かす基地放置

衆院憲法審 赤嶺氏“現実ただせ”

写真

(写真)発言する赤嶺政賢議員=8日、衆院憲法審

 衆院憲法審査会は8日、自由討議を行いました。日本共産党の赤嶺政賢議員は「いま政治が行うべきは憲法を変えるための議論ではなく、憲法から乖離(かいり)した現実をただす議論だ」と指摘。日米両政府が全面返還に合意してから27年が経過した米軍普天間基地について、危険性が放置されていると強調しました。

 赤嶺氏は、同基地所属機が墜落事故を繰り返し、保育園や小学校に部品を落下させるなど、住民の命に関わる重大事故が起こっても「日本政府は米軍の飛行再開を次々と容認してきた」と指摘。問題の大本にある屈辱的な日米地位協定は改定を提起もしないとして「政府の対米従属姿勢のもとで、県民の人権は脅かされ続けている」と厳しく批判しました。

 さらに赤嶺氏は、福島県民を置き去りにした原発推進等5法や、健康保険証を廃止するマイナンバー法、難民申請中でも3回目以降は送還を可能にする入管法の改悪などが次々に強行されていることを挙げ、「憲法がないがしろにされる現実を改めることこそ政治の優先課題だ」と強調しました。


pageup