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2023年6月9日(金)

入管法改悪案採決強行

「撤回!」国会前で市民抗議

賛成政党・議員忘れない

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(写真)「採決、撤回!」と怒りの声を上げる人たち=8日、国会図書館前

 「採決、撤回!」。参院法務委員会で入管法改悪案の採決が強行された8日、国会前・国会図書館前には多くの市民が集まり、廃案を求めて声を上げ続けました。可決の知らせが入ると、「賛成した政党、議員は外国人の人権を何だと思っているのか」と当事者や支援者の怒りと涙があふれました。

 国会前には午前9時ごろから市民が集まり、委員会の傍聴に行く人も。仕事や学校の都合をつけて、「短時間でも」と抗議に参加しました。

 神奈川県茅ケ崎市に住む女性(16)は、数カ月前にSNSで入管問題を知ったと言います。「きょう初めて、抗議に参加しました。嫌な法案が採決されて悔しいし、許せない。けれど、当事者をはじめたくさんの人が頑張っている姿を見ました。自分もできることをし続けたい」

 「#FREE USHIKU」の長島結さんは、同法案を廃案に追い込んだ2年前より、行動する人が全国に広がったとスピーチ。「次にやることは決まっています。改悪案に賛成した政党を忘れず、選挙で審判を下すことです」と語りました。

 野党から、日本共産党の山添拓参院議員、立憲民主党の石川大我参院議員、社民党の福島瑞穂党首が駆け付けました。山添氏は、採決強行に断固抗議すると表明。「すでに多くの外国籍の人たちが、この社会で一緒に暮らしています。採決されたからといって諦めるわけにはいきません。頑張りましょう」と述べました。


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