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2023年6月8日(木)

長射程ミサイル研究契約

極超音速誘導弾など三菱重工と

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(写真)防衛装備庁が開発している極超音速兵器の模型

 防衛省は6日、岸田政権が導入を決定した敵基地攻撃能力の一環として、射程3000キロ超に達するとみられる「極超音速誘導弾」など、長射程ミサイルの研究・開発に関する契約を三菱重工業と結んだと発表しました。

 極超音速誘導弾は音速の5倍以上で飛び、軌道も自在に変えられるため、迎撃が困難とされています。沖縄に配備すれば東アジアの大半が射程圏内に収まり、「専守防衛」を完全に逸脱します。契約期間は2031年度までとなっています。

 射程が2000~3000キロに達し、変速軌道で攻撃する「島しょ防衛用高速滑空弾・能力向上型」の開発も契約。31年度以降の配備を狙っています。

 これ以外にも、「国産トマホーク」と言われる「島しょ防衛用新対艦誘導弾」の要素技術の研究について、川崎重工業と27年度までの期間で契約しました。


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