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2023年6月8日(木)

首相も「性自認」明言

削除の与党LGBT法案 穀田氏が批判

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(写真)記者会見する穀田恵二国対委員長=7日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は7日、国会内で記者会見し、自民党の高木毅国対委員長が、LGBTQ(性的少数者)への理解増進法案の与党修正案を13日の衆院本会議で採決する考えを示したことについて問われ、超党派議連が2021年にまとめた法案を成立させるべきだと主張しました。

 穀田氏は、超党派議連案にある「性自認」の表現を「性同一性」に置き換えた与党修正案に言及。1月25日の衆院本会議で岸田文雄首相自身が「性的指向、性自認を理由とする不当な差別や偏見はあってはならない。これは当然のことだ」と答弁したと指摘した上で、「『性自認』とは政府、首相自身が使っていた言葉だ。それをひっくり返してはいけない」と自民党の姿勢を批判しました。

 穀田氏は、「出発点は何だったのか。LGBTQ当事者の方々からの『差別を禁止してほしい』との願いを受け、超党派の議員連盟がつくられた。野党が提起した差別禁止法に与党内で抵抗があるなか、『最低限のもの』として議連で与野党が一致してまとめたのが理解増進法案だ」と指摘。与党が修正案を提出したため、立民、共産両党で超党派議連案を提出した経過にもふれ、「超党派案を国会で通すことが当然のスジだ」と説きました。


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