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2023年6月7日(水)

マイナンバーカード問題続出

普及ありきの暴走のツケ

小池書記局長が批判

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(写真)記者会見する小池晃書記局長=6日、国会内

 日本共産党の小池晃書記局長は6日、国会内で記者会見し、続出するマイナンバーカードをめぐる問題について問われ、「根本的なシステムの欠陥だ。政府の責任は極めて重大だ」と述べ、ただちに保険証とマイナンバーカードの一体化を停止し、システムの根本的な見直しを行うよう求めました。

 小池氏は、マイナンバーにひも付けられた公金受け取り口座に他人の口座が登録されていた問題について、「政府は2月に把握していたが、国会審議で一切説明しなかった。法案成立直後に明らかになったことは問題だ」と批判。また、マイナポイントの別人付与や、コンビニで住民票の写しなどを交付するサービスで別人の証明書が発行されるなど、「次から次へと問題が起こっている。小さなミスやヒューマンエラーのレベルではない。マイナンバーカードを普及させたいがために見切り発車し、暴走してきたツケが一気に表れた」と指摘しました。

 小池氏は、マイナ保険証に別人の医療情報がひも付けられた誤登録問題も極めて重大だと強調。「別人の医療情報がひも付けられた保険証で保険診療を行って、投薬を誤ったり、治療を誤ったりすれば命に関わる」と厳しく批判。政府は、紙の健康保険証を2024年秋に廃止してマイナンバーカードと一体化する方針を撤回すべきだと主張しました。


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