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2023年6月6日(火)

介護・医療削減 許されない

少子化対策財源 宮本徹氏追及

衆院厚労委

写真

(写真)質問する宮本徹議員=5月31日、衆院厚労委

 日本共産党の宮本徹議員は5月31日の衆院厚生労働委員会で、少子化対策の財源として介護、医療の社会保障削減が狙われている問題を追及し、削減は許されないと強調しました。

 日本医師会や日本看護協会、老人保健施設協会など関係12団体は5月25日、「少子化対策は大変重要ですが、病や障害に苦しむ方々のための財源を切り崩してはなりません」とする合同声明を発表しています。宮本氏は「当然の意見だ」として、「社会保障の2兆円ものカットは許さないと、職を賭してでも止めるべきだ」と迫りました。

 加藤勝信厚労相は「全ての世代で能力に応じて負担し、支え合う仕組みの構築に向けて、引き続き給付と負担の見直しにも取り組んでいきたい」と答弁し、社会保障財源の削減に踏み込むことを否定しませんでした。

 宮本氏は、介護などは人手不足であり、処遇改善してケアできる体制をつくることが必要であり、診療報酬や介護報酬を減らすのではなく増やさなければならないと強調。医療や介護の財源を削ることは許されないとはっきり意思表明すべきだと主張しました。


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