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2023年6月2日(金)

櫛渕氏 登院停止10日

衆院が議決 共産党は反対

議運で塩川氏発言

 衆院は1日の本会議で、れいわ新選組の櫛渕万里議員を「登院停止10日間」とする懲罰を自民、公明、維新、国民などの賛成多数で議決しました。

 櫛渕氏は、5月18日の本会議で鈴木俊一財務相の不信任決議案を採決した際、「与党も野党も茶番」と書いた紙を壇上で広げ、議長の許可なく発言しました。この言動が「院の秩序を乱した」として、自民、公明、立民、維新、国民の5党が櫛渕氏の懲罰動議を提出。同31日の懲罰委員会で、自公や維新の賛成多数で櫛渕氏を登院停止10日間とする懲罰案を決定しました。立民は「戒告」を求めました。

 日本共産党の塩川鉄也議員は6月1日の議院運営委員会で、櫛渕氏の行動は許されるものではないが懲罰に当たるとまでは言えず、「国民の評価と批判にこそゆだねるべきだ」と述べ、登院停止10日間に反対しました。

 同時に塩川氏は、大軍拡のための軍拡財源法案を押し進める財務相の不信任案がなぜ「茶番」なのか櫛渕氏から弁明も謝罪もないのは「極めて遺憾だ」と指摘しました。

 その上で、同法案の審議では、れいわから発言を求める要請もなかったと指摘。議事運営を協議する理事会への出席をめぐっても、内閣委員会や決算行政監視委員会の理事会に当初出席していたのに、いつのまにか取りやめており、予算委員会の理事会には一度も出席していないと述べ、「できることさえ行っていないのでは、自ら権利行使を放棄していると言わざるをえない」と苦言を呈しました。


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