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2023年6月2日(金)

入管法改悪 採決巡り緊迫

「外国人の人生を何だと」

国会周辺抗議

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(写真)「外国人の人生をなんだと思っているのか」と訴える、ミャンマー人のミョーチョーチョーさん(左端)=1日、参院議員会館前

 政府・与党が参院法務委員会で入管法改悪案の採決を狙い、緊迫した1日、国会周辺には午前中からたくさんの市民が集まり「採決反対」「友だちいじめる政治家いらない」と怒りの声をあげ続けました。

 学生をはじめ、参院議員会館前には多くの市民が駆けつけました。国会内へより声が届きやすい国会図書館前にも人が集まり、「石橋(通宏)議員、頑張れ」「仁比(聡平)議員、頑張れ」と野党議員を激励。この日の採決がなくなったことが分かると、大きな拍手が起きました。

 大学4年生の学生(21)は、「何もしないで改悪案が採決されてしまえば、絶対に後悔すると思って国会前に来ました」と語ります。この日、法務委員会を傍聴したとも話し、「入管法改悪に賛成している議員の態度がひどかった。忘れません」。

 弁護士の児玉晃一さんは、立法事実すら崩れているなか、「改悪案の採決はありえない」と強調。移住者と連帯する全国ネットワーク代表理事の鳥井一平さんは、「全国でさらに声を上げていこう」と呼びかけました。ミャンマー人のミョーチョーチョーさんは「日本政府は外国人の人生をなんだと思っているのか」と訴えました。

 日本共産党、立憲民主党、社民党、れいわ新選組の国会議員が次つぎ参加。共産党の仁比氏は、市民と野党が力をあわせて奮闘し、「入管行政というブラックボックスに風穴を開けつつある。審議は尽くされていません。みんなで頑張りましょう」と語りました。


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