2023年6月2日(金)
入管法改悪 採決巡り緊迫
委員長解任決議案を提出 参院法務委
日本に暮らす外国人の命を危険にさらす入管法改悪案をめぐって、参院法務委員会が緊迫しています。自民党は１日の同委理事会で同日の採決を提案。日本共産党や立憲民主党はこれに反対しました。杉久武委員長（公明党）が職権で採決を決めたため、立民が委員長解任決議案を提出し、この日の採決は見送られました。（関連記事）
理事会で日本共産党の仁比聡平議員は、立法事実にかかわる難民審査参与員の対面審査数について、斎藤健法相が「不可能」と述べた問題などをあげ、「難民認定にかかわる実務がいかにずさんに行われてきたかが浮き彫りになっている」と指摘。大阪入管の常勤医師が酒に酔った状態で診察した疑いも新たに発覚し、「政府案の立法事実にかかわる問題が次々に明らかになっている。審議は尽くされていない」と主張し、採決に反対しました。
