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2023年5月31日(水)

汚染水 海洋放出だめ

紙氏 国連人権理事会勧告示す

参院震災復興特

写真

(写真)紙智子議員

 日本共産党の紙智子議員は24日の参院東日本大震災復興特別委員会で、東京電力福島第1原発事故の汚染水(処理水)を海洋放出しないよう求めました。

 政府は、同原発事故の汚染水の海洋放出は今年春~夏ごろになると確認しています。2021年、現在の渡辺博道復興相が代表世話人を務めていた自民党の「福島第1原子力発電所処理水等政策勉強会」の案内文に、風評被害を拡大させない方法は海洋放出せず貯留継続を政治判断することだと記載されていたと報じられています。

 渡辺氏は「与党の有志の勉強会で処理水を貯留すべきとの方針を打ち出したとは認識していない」と事実関係をはぐらかしました。

 紙氏は、国連人権理事会から海洋放出の停止を求める勧告が出ているとして、外務省に説明を要求。同省の今福孝男大臣官房参事官は「マーシャル諸島から太平洋の人々と生態系を守るため代替案を策定すること、サモアやバヌアツからは安全性について満足がいく科学的根拠を示すことなく処理水の放出は行わないことなどの勧告が出されている」と答弁しました。

 紙氏は、汚染水は放出すべきではないと訴えました。


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