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2023年5月30日(火)

公約違反 目にあまる

堺市長選 維新現職

4年前「おでかけ応援拡充」約束 実際は議会に縮小提案

 「有言実行」が売り物の維新ですが、堺市長選(6月4日投票)の維新現職候補、永藤英機氏の前回選挙公報とその後の4年間の市政を見ると、「実行」どころか、公約違反が目にあまります。

 同候補の4年前の選挙公報では「堺の改革と成長で生み出した財源を、こどもたちのみらいのために、老後の安心のために投資します」として、「おでかけ応援制度の利用範囲の拡充」などを公約していました。

 ところが、実施が予定されていた第2子保育料無償化を「無期延期」。市内の路線バス(南海バス、近鉄バス)や阪堺(はんかい)電車を1乗車100円で利用できる「おでかけ応援制度」にいたっては、「利用範囲の拡充」どころか、対象者を65歳以上から70歳以上に縮小する案を2度も議会に提案し、いずれも否決されました。

 批判の強さに、永藤候補は、今回選挙の街頭演説でも「おでかけ応援制度はなくなりません」などと、言い訳を始めました。

 一方、市民共同の無所属候補、野村ともあき氏は、小学校給食の無償化の継続や市独自の給付型奨学金の創設など「日本一の子育て・教育」を掲げるとともに、「おでかけ応援制度」は、対象を乳児の保護者、障がい者(現在は半額)、若者にまで拡大し、現在1000円の発行手数料を廃止することを公約しています。

写真

(写真)前回堺市長選の選挙公報。永藤氏は「おでかけ応援制度の利用範囲の拡充」などを公約していましたが…


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