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2023年5月30日(火)

命綱の保険証なくすな 法案阻止訴え

「反対連絡会」国会前で抗議

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(写真)保険証廃止は撤回をと訴える集会参加者=29日、参院議員会館前

 労働組合などでつくる「マイナンバー制度反対連絡会」は29日、参院議員会館前で、健康保険証の廃止が盛り込まれたマイナンバー法等改定案の参院での採決を止めようと、抗議の座り込みを行いました。

 マイナンバーカード保険証(マイナ保険証)で他人の情報がひも付けされたことに関し、健康保険組合の関係者は、国から被保険者の情報を再確認するよう指導を受けたと述べました。「組合にそれができるだけの体力はない」と強調し、国の対応を批判しました。

 国会見学に訪れた児童・生徒を乗せたバスが行きかう中、中央社会保障推進協議会の林信悟事務局長は「修学旅行の時、保険証はコピーで対応できるが、マイナ保険証では、先生は管理できない」と訴えました。

 「保険証廃止反対! 機能している命綱を切るな」と大書したプラカードを持参した男性(53)=千葉県松戸市=は「(現行の)システムは機能しているのになぜ廃止するのか」と語りました。

 「子どものころに保険証が止まり、医療費を全額払ったことがある」という千葉県鎌ケ谷市の男性(57)は「国民皆保険をなくすかのような動きをなぜやろうとしているのか」と述べました。

 参加者らは、スピーチの合間に国会議事堂に向かってコール。「命を守る保険証残せ」「国民皆保険制度残せ」「保険証廃止勝手に決めるな」と訴えました。


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