しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年5月26日(金)

堺市長選 公報でも違い鮮明

「不安」招いた維新候補

安心も未来も野村氏でこそ

 堺市長選(6月4日投票)は、選挙公報を見ても市民共同の候補、元市議の野村ともあき氏(49)と、大阪維新の会公認候補、現職の永藤英機氏(46)との違いは鮮明です。

 永藤氏のタイトルは「堺の『安心』『未来』への挑戦」。しかし、偽りの「財政危機宣言」で、事業を見直し、次々と住民サービスを切り捨て市民に「安心」どころか「不安」を招いてきたのが永藤市政です。「未来」も維新の大阪府政におまかせ。大阪カジノ計画と連動するベイエリア開発に力を入れるなど「堺市長の顔が見えない」と言われるゆえんです。

 「堺のことは堺で決める」「堺市をなくすな」と堺市を巻き込んだ「大阪都」構想に反対してきた野村氏。公報でも「顔の見える市政へ!」とうたいました。政策の柱である、(1)日本一の子育て・教育(2)人生100年時代の健康づくり(3)豊かなまちへの積極投資(4)現場主義市長の本気の改革―の中身をコンパクトに紹介。この中で、永藤氏が縮小しようとした「おでかけ応援制度」について「拡充」と明記したほか、小学校給食無償化、堺市独自の給付型奨学金の創設、教員不足の解消などを挙げています。そして、「現市長の不可解事業を市民目線で総点検」するとして、堺とカジノをつなぐ航路の設置などを列記しています。

 どちらの候補が堺市民に安心と未来への希望を与えるにふさわしい候補かは明らかです。


pageup