2023年5月26日(金)
れいわ・櫛渕氏を懲罰委に付託
衆院本会議で決定
塩川氏が議運委で意見表明
れいわ新選組の櫛渕万里議員を懲罰委員会に付することが25日の衆院本会議で決まりました。懲罰動議を出した自民、立憲民主、日本維新の会、公明、国民民主各党の提出者を代表して自民党の盛山正仁議員が理由を説明しました。
盛山氏は、櫛渕氏が18日の本会議での財務相不信任決議案の採決に際し、「与党も野党も茶番!」と書かれた紙を壇上で掲げ、議長の許可なく発言するなど一方的な意思表明を繰り返したことを批判し、会派所属議員の同様の行為に同日厳重注意を受けていた経過などからみても「院の秩序を乱す明らかに確信犯的なパフォーマンスで到底容認できない」と指摘しました。
櫛渕氏は弁明の発言で「院の秩序とルールは尊重されるべきもの」「行き過ぎた面があった点はおわびする」と述べながらも、不信任決議案を出した野党を「茶番」とやゆしたことへの反省は述べませんでした。
これに先立つ同日の衆院議院運営委員会では日本共産党の塩川鉄也議員が意見を表明。櫛渕氏の行動は許されるものではないが、懲罰に相当する「不穏当な言動」に当たるとまでは言えないとして、懲罰委員会に付することには反対しました。
塩川氏は「櫛渕議員の行動は、懲罰動議にではなく国民の評価と批判にこそゆだねるべきだ」と主張。また、れいわには発言の機会を確保するための「権利行使の努力をしてきたのかが問われている」と述べました。