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2023年5月24日(水)

維新・音喜多氏

入管支援団体を問題視

参考人「問題ない」と否定

 日本維新の会の音喜多駿議員・政調会長は参考人質疑を行った23日の参院法務委員会で、入管法をめぐり「政府案は一定の評価をしている」と述べるとともに、当事者と支援団体のあり方を問題視し、「社会と被収容者との摩擦を引き起こしかねない支援団体や内容を耳にしたか」などと質問しました。

 不服を申し立てた外国人の審査を行う難民審査参与員の経験がある阿部浩己明治学院大学教授は「特段、問題は認識していない」と答弁。現役参与員の川村真理杏林大学教授も「支援者、被収容者の関係性の問題が明らかになったケースは私の経験上ありません」と明確に否定しました。

 さらに音喜多氏は「秩序の維持、治安、持続可能な受け入れ態勢を整えないといけない」「人権は重要だが、あまりに理想を追求しすぎると社会の秩序が維持できない」と述べ、外国人の基本的人権を敵視する異常な姿勢を示しました。

 維新は18日、入管施設でスリランカ人ウィシュマ・サンダマリさんが死亡した問題をめぐり、同党の梅村みずほ参院議員の発言が不適切だとして、参院法務委員会の委員を更迭したばかりでした。


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