2023年5月22日(月)
入管法改悪反対
「難民の送還は迫害」
渋谷デモ・集会
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難民認定の申請中でも強制送還を可能とする入管法改悪案に反対する集会とデモ行進が21日、東京都渋谷区で行われました。参加者らは、プラカードやのぼり旗などを手に、「難民の送還は迫害だ」などと訴えました。入管法改悪反対0521渋谷デモ実行委員会の主催。数千人が参加しました。
集会で作家の中島京子さんは「外国人はうそをつくという偏見が入管行政の根底にあるが、恥ずかしいこと。こんな差別と偏見を見逃して、改悪を絶対にさせてはいけない」と述べました。
「仮放免者等の在留資格を求める日本人配偶者の会」の、なおみさんは、当事者家族の立場から発言。日本の入管行政は外国人はルールを守らないという偏見に基づいているとし、「国や入管は国連からも再三勧告を受けている。国際基準からもかけ離れた入管のやり方は、どちらがルールを守っていないのか」と語りました。
名古屋出入国在留管理局で亡くなった、ウィシュマ・サンダマリさんの遺族が参加。妹のワヨミさんは「入管制度の変更を議論するなら、姉の死の真相を明らかにして、入管に責任があることを認めてください」と訴えました。もう一人の妹のポールニマさんは、日本維新の会の梅村みずほ参院議員の国会発言について「姉を侮辱するのはやめてください」と強調しました。
デモ行進では、「難民いじめる政治家いらない」「移民の権利は人権だ」「長期収容は拷問だ」などと力強くコールしました。
集会とデモには、日本共産党の本村伸子衆院議員をはじめ、野党各党の国会議員が参加しました。