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2023年5月21日(日)

ギャンブル 子に影響は

宮本岳志氏、文科省の認識ただす

衆院文科委

写真

(写真)質問する宮本岳志議員=19日、衆院文科委

 日本共産党の宮本岳志議員は19日の衆院文部科学委員会で、文部科学省が実施するギャンブル依存症に関する教育について質問し、ギャンブルの子どもへの影響についての文科省の認識をただしました。

 カジノ実施法(IR法)の付帯決議は、ギャンブル依存症に関する教育を行うよう求めており、文科省は指導参考資料を作成しています。宮本氏は20歳未満の喫煙や飲酒は法律が禁止していると教える一方、ギャンブルについては「パチンコは18歳、公営競技は20歳から行うことができる」と記されていると指摘し、「公営ギャンブルは20歳に、パチンコは18歳になればやってよいと教えるのか」と質問。永岡桂子文科相は「そういう趣旨ではない」と否定しました。

 宮本氏は、1950年9月20日の参院文部委員会で、当時の天野貞祐文相が公営ギャンブルについて、「教育上非常によくない」と答弁したと紹介し、現在の文科省の認識を追及。永岡文科相は「子どもたちの将来への影響を心配する考えを理解している」と述べながら、「ギャンブル等が習慣化すると嗜癖(しへき)行動になる危険性があり、日常生活にも悪影響を及ぼすことなどについて指導していくことが重要だ」と述べるにとどまりました。


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