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2023年5月20日(土)

米原子力空母

事実上の2隻態勢

佐世保に9年ぶり入港

写真

(写真)ニミッツ入港に抗議する集会=19日、長崎県佐世保市

 米原子力空母ニミッツが19日午前10時ごろ、米海軍佐世保基地がある佐世保港(長崎県佐世保市)に入港しました。米原子力空母の入港は2014年8月のジョージ・ワシントン以来およそ9年ぶりで通算16回目です。出港は23日です。

 ニミッツは今年3月23日~26日に太平洋・東シナ海で自衛隊と共同訓練を行い、先月初めには東シナ海で日米韓共同訓練に参加。その後、南シナ海でも対中国を念頭にした訓練を実施しています。

 一方、横須賀基地(神奈川県横須賀市)を母港とするロナルド・レーガンは9日から19日に艦載機の空母離着陸訓練(FCLP)を硫黄島(東京都)で実施するなど、本格的な出港準備を進めています。中国を念頭に、日本周辺で事実上、原子力空母2隻態勢がとられています。

 同日、佐世保市内ではニミッツ入港への抗議集会が開かれました。市民らは「佐世保の港に軍艦はいらない」「原子力空母は佐世保港から出ていけ」と声を上げました。

 集会は佐世保平和委員会と原水爆禁止佐世保協議会が開催。参加者が次々とマイクを握り、新日本婦人の会佐世保支部のMさんは「佐世保には自衛隊の水陸機動団にイージス艦も4隻。隣の佐賀空港(佐賀市)にはオスプレイの配備が計画されている。このままでは佐世保が戦争準備の拠点にされてしまう」と訴えました。


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