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2023年5月20日(土)

G7首脳よ 被爆地の声聞け

広島 被爆者ら「核禁条約参加を」

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(写真)抗議の声を上げる神部氏(左から5人目)やボードを首から下げる参加者=19日、広島市

 広島での主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)初日の19日昼、広島市中区八丁堀で、被爆者の声や、被爆地の思いを各国首脳に届けたいと願う、アピール行動が取り組まれました。主催は、広島県労連や県原爆被害者団体協議会(佐久間邦彦理事長)、県原水協など10団体で構成する「G7広島サミットを考えるヒロシマ市民の会」です。

 参加した40人は平和を願う歌や、横断幕、「G7首脳は被爆者の声をきけ」「G7各国は核兵器禁止条約参加を」などと書かれたボードを首から下げアピールしました。

 市民の会代表の神部泰県労連議長は、サミット前に行われた日米首脳会談で、日米同盟の抑止力・対処力強化で合意したとの報道を「とんでもない。被爆者や被爆地の願いと全く相反する」と厳しく批判。さらに、バイデン米大統領の随行者が、「核のフットボール」と呼ばれるかばんを持って広島入りしたことに抗議の声を上げました。

 佐久間氏は、核保有国と核の傘の下にあるG7各国首脳へ疑問と期待、両方の思いを込め「私たち被爆者は、核兵器の使用は二度と繰り返してはならない、核抑止は間違っていると訴えてきた。どうか、被爆者の声や思いを感じてほしい」と力を込めました。

 日本共産党の大西理市議が参加しました。


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