2023年5月19日(金)
G7広島サミット
核兵器廃絶の議論を
広島の被爆者・NGO訴え
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19日に始まるG7広島サミットに向け、核兵器の廃絶を求める広島の被爆者やNGOの代表6氏が17日夕、広島市内で記者会見し、核兵器の廃絶という世界市民の願いに応えた議論などを求めました。核兵器廃絶日本NGO連絡会の主催。
広島県被団協の箕牧智之理事長は7カ国の首脳に対し、「核兵器は二度と使われてはならないと約束していただくことを願う」と訴え。もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長は被爆から78年たつ今も被爆者らを苦しめる核兵器の非人道性を告発し、「核兵器廃絶の市民社会の声をもっと大きくすることが大切だ」と述べました。
ANT―Hiroshimaの渡部朋子理事長は「核兵器廃絶は今日、世界市民の願いです。それに応える責任が指導者にある」と指摘。核兵器廃絶をめざすヒロシマの会の足立修一代表は「国際社会が積み重ねてきた核兵器廃絶に向かう流れを一歩でも進める姿勢を」と求めました。
「G7広島サミットを成功させたいU20」の岡島由奈さんは首脳に対し、「核兵器の使用がどれほどの惨状と終わらない苦しみをもたらすのかを痛感し、核兵器の廃絶につながる具体的な議論を」と訴え。ピースボートの川崎哲共同代表は「『平和は可能』『核兵器のない世界をつくることはできる』という希望を発信する場になってほしい。首脳に限らず、私たち一人ひとりがこの機会に広島から世界に平和へのメッセージの発信を」と呼びかけました。