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2023年5月18日(木)

説明と違うオスプレイ飛行

東京・立川駐屯地周辺住民と吉良氏 防衛省から聞き取り

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(写真)防衛省の担当者から聞き取りを行う吉良(左から3人目)、尾崎(その右)両氏ら=16日、衆院第2議員会館

 陸上自衛隊のV22オスプレイが立川駐屯地(東京都立川市)に飛来し訓練を繰り返している問題で、日本共産党の吉良よし子参院議員、尾崎あや子都議らは16日、防衛省の担当者から聞き取りを行いました。周辺市の党市議、無所属市議、住民らも参加しました。

 陸自木更津駐屯地(千葉県)に暫定配備されているオスプレイは2月1日、初めて立川駐屯地に飛来。3月28日、4月5日にも飛来しました。周辺自治体は▽回転翼が付いた主翼を斜めに傾け機体が不安定になる「転換モード」では、あらかじめ設定された空港周辺の飛行経路(場周経路)以外の市街地上空を飛ばない▽場周経路内でも最小限にする―ことを同省に要請していますが、日野市などで監視活動に取り組む住民は「場周経路ではない日野市役所近くを、転換モードで飛んでいた」と指摘しています。

 同省の担当者は「有視界飛行では場周経路を使用するが、計器飛行訓練時は場周経路以外のルートを転換モードで飛ぶことがある」と回答。参加者はオスプレイ飛行時の映像を示して「『場周経路を使い離着陸する。転換モードへの切り替えは場周経路上で行う』という、自治体への事前の説明と違う」と批判しました。

 参加者は「欠陥機オスプレイの危険に対する住民の不安は解消していない」などとして、周辺住民への説明会を開くよう要求。担当者は「相談する」と答えました。


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