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2023年5月18日(木)

堺市長選(21日告示)討論会

市民サービス 「維新」が削減 復活へ

野村氏主張「カジノより暮らし」

 堺市長選(21日告示、6月4日投票)の討論会が16日、堺市中区であり、元堺市議の野村ともあき氏(49)=無所属、住みよい堺市をつくる会と日本共産党が自主支援=が、現職の永藤英機氏(46)=大阪維新の会=の市政運営を追及しました。主催は堺高石青年会議所。


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(写真)発言する野村氏(右)と永藤氏=16日、堺市中区

 永藤氏は、自らが所得制限をつけ無期延期にした「第2子(0~2歳)保育料完全無償化」を選挙直前になって復活させたことを、自らの「成果」だと強弁。

 野村氏は、永藤市政が余力ある堺市財政の過度な「危機」をあおり数々の子育て・教育施策を後退させたと批判し、「削減されたサービスを復活させたい。地域活性化の出発点が子育て・教育施策だ」と強調しました。

 今後のコロナ対策や高齢者支援をめぐり、「健康寿命の延伸」を強調した永藤氏に対し、野村氏は「コロナ禍で高齢者の孤独や孤立が進む中、なぜ選挙公約に反してまで、健康寿命につながる『おでかけ応援制度』縮小を2度にわたって提案したのか」と指摘しました。

 野村氏は「今の大阪の政治課題は、カジノといった非日常ではなく、上下水道や義務教育、地域福祉、地域経済といった私たちの日常生活を大切にすることだ」と訴えました。


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