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2023年5月17日(水)

立民、財務相に不信任案

衆院財金委流会 軍拡財源法案採決見送り

 大軍拡のために「防衛力強化資金」を創設する軍拡財源法案をめぐり、立憲民主党は16日、鈴木俊一財務相の不信任決議案を衆院に提出しました。これを受け、同日の衆院財務金融委員会は流会となり、政府与党が狙っていた同法案の採決は見送りとなりました。

 提出後、立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「福祉などのお金もかき集めて防衛費の財源を確保するのは容認できない。廃案にすべき法案で、あらゆる手段を講じて採決を延ばしていく」と述べました。

 日本共産党の田村貴昭議員は、同日の財金委理事会で敵基地攻撃能力保有など憲法違反の大軍拡を進める重大法案だと指摘。「徹底審議のうえ廃案にすべきであり、採決は許されない」と強調しました。

 また、田村氏は国会法51条に基づいて重要な歳入法案として中央公聴会を開くべきだと強調。東日本大震災の復興財源の軍事費への転用問題で、被災地で地方公聴会を開くことを重ねて求めました。


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