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2023年5月16日(火)

平和で豊かな沖縄実現へ

本土復帰51年 デニー知事コメント

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 1972年5月15日に沖縄が本土復帰してから15日で51年となりました。玉城デニー知事はコメントを発表し、「県民が真に幸福を実感できる平和で豊かな沖縄の実現を目指して、全身全霊を注いでまいります」と強調しました。

 太平洋戦争末期に住民を巻き込んだ悲惨な地上戦で20万人以上が犠牲となった沖縄は、戦後27年にわたる米軍統治の苦難の歴史を経て本土復帰しましたが、現在もなお米軍基地が集中。名護市辺野古では民意を踏みにじって米軍新基地建設が強行されています。

 米軍基地に起因する騒音や事件・事故、有機フッ素化合物PFASなどによる環境汚染問題など、過重な基地負担が強いられています。さらに、ロシアのウクライナ侵略を口実にした岸田文雄政権による大軍拡で、敵基地攻撃が可能なミサイル配備や軍備増強が狙われています。

 デニー知事はコメントで、ロシアによるウクライナ侵略や台湾をめぐる問題、北朝鮮の相次ぐミサイル発射といった世界情勢にふれ、「このような中、他国との地域間交流等により友好的なつながりを持つことは、両国間の緊張緩和と信頼関係の構築に寄与するものであり、平和の樹立があってこそ安定的な経済活動の推進に繋(つな)がるものと考えている」と指摘しました。

 そのために沖縄県として、平和構築に貢献する独自の地域外交を展開していくと強調。「平和を希求する先人たちの思いを引き継ぎ、未来を生きる子や孫たちによりよい未来を創造する」と述べています。


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