2023年5月14日(日)
各地ナースウエーブ
過重労働の改善が必要
沖縄
![]() (写真)街頭で「看護師を増やして」と宣伝する沖縄県医労連などの人たち=13日、那覇市 |
沖縄県医労連と沖縄民医連は13日、医療・介護を充実するため、看護師の増員などを求め全国的に取り組まれている「ナースウエーブ」に呼応し、那覇市で集会を開きました。
県医労連の穴井輝明委員長は、日本医労連などによる看護職員の実態調査で、7割以上が法で定められた休憩時間を取れないと回答するなど、深刻な人手不足と過重労働が明らかになったと指摘。「改善しなければますます医療現場に人が来なくなる。国の政策を変え、看護師の配置基準を上げると同時に経営できる診療報酬に改善しないといけない」と強調しました。
県保健医療総務課の久場香代子主任技師は、看護学校などの修学資金の貸与を受けた学生が卒業後に県内施設へと就業した場合、返済を免除する制度を設け、看護師確保に努めていると説明しました。
「コロナの感染症法上の位置付けが5類に引き下げられたが、透析患者は感染すればハイリスクを負う。命にしわ寄せが及ばないよう医療従事者がいつでも無料でPCR検査を受けられるようにしてほしい」など現場の声が出されました。
日本医労連の佐々木悦子委員長が講演。看護師たちが声を上げることで現看護師確保法を制定させるなど、要求を前進させてきた歴史を語り、医療・介護従事者の大幅増員を求める署名に取り組もうと呼びかけました。









