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2023年5月14日(日)

戦争への道に抗して

民主主義文学会大会始まる

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(写真)開会あいさつする能島龍三会長=13日、千葉市

 日本民主主義文学会の第30回大会が2日間の日程で13日、千葉市内で始まりました。

 オンラインも含め全国から113人が参加し、「戦争への道に抗して、文学運動の確かな前進を」をテーマに討論しました。

 能島龍三会長が開会あいさつし、「日本が再び焦土となる可能性が強まり、戦争か平和かの歴史的岐路に立たされている。日本の文学はどうあるべきなのかが問われている」と述べました。

 乙部宗徳事務局長が幹事会報告し「『新たな戦前』の中、社会と人間の真実を描く文学で平和と民主主義、個人の尊厳とジェンダー平等をもたらす言葉を届けよう」と呼びかけ、会員・準会員の拡大と『民主文学』の普及、支部活動の活性化で文学運動を次代に引き継ごうと訴えました。

 討論では「軍事問題は難しいが書いていかなければならない」「統一地方選で立候補し落選した。その悔しい思いを支えてくれているのが文学。なんとか小説にしたい」などの発言がありました。

 第20回民主文学新人賞の授賞式が行われ、新人賞「Jの子」の清水春衣さん、佳作「忘れ物はありませんか」の黒田健司さん、「天空米食べにおいで」の竹内たかしさんを表彰しました。


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