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2023年5月14日(日)

性的少数者差別に反対

G7前 15大使ら日本に要望

「誰一人取り残さない社会を」

 主要7カ国首脳会議(G7サミット)が19日から広島で開催されるのを前に、アメリカのエマニュエル駐日大使が12日、14の在日外国公館の大使らと、性的少数者の権利を支持し、差別に反対するビデオメッセージをツイッターで公開しました。

 エマニュエル大使は、「日本には今、希望の兆しが見えています。誰一人取り残さない社会を実現するときです」と強調。「差別ではなく尊厳、制約ではなく自由、不寛容ではなくインクルージョン(包摂)のため」だと訴えました。

 エマニュエル大使に加え、イギリス、ドイツ、カナダといったG7構成国や欧州連合(EU)の大使などが、性的少数者の権利を支持するための団結を訴えました。

 LGBTQなど性的少数者に関する「LGBT理解増進法案」をめぐり、自民党は12日に議論を取りまとめましたが、党内から強い反発が出たことを受け、「差別は許されない」という文言を「不当な差別はあってはならない」へと表現を後退させました。


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