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2023年5月12日(金)

ミサイル配備 説明を

沖縄 与那国町民、防衛省に質問書

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(写真)記者会見する与那国島住民=10日、沖縄県庁

 沖縄県与那国町の陸上自衛隊与那国駐屯地への地対空誘導弾(ミサイル)部隊の追加配備計画をめぐり、同町の住民が10日、防衛省沖縄防衛局に質問書を提出しました。15日に予定されている住民説明会で回答するよう求めました。

 質問は10項目で、▽部隊配備に伴う基地拡張は、敵基地攻撃可能なミサイル配備のためではないか▽基地が攻撃された場合、与那国島の安全がどう保障されるのか▽ミサイル配備の住民同意をどう得るのか―などを問いました。

 また、糸数健一町長が求めている県営の与那国空港滑走路延伸や港湾整備に関し、「与那国島の明るい未来を願うイソバの会」と住民11人らが県に対し、これ以上の基地強化を認めないことなどを求める要請書をそれぞれ提出しました。

 質問書と要請書の提出後、代表者3人が県庁で記者会見し、男性(71)は、「防衛省の説明がどうなるか予断を許さないが、実態を住民みんなで共有する扉を開いてくれるのではないか」と質問書を出した意義を語りました。

 「イソバの会」共同代表の女性(64)は、「黙っていてはいけない、小さな声でも上げ続けなければいけないという思いがみんなの中に生まれてこういう形になった」と述べました。

 女性(39)は、「住民が感じている息苦しさとか、言葉にならない不安を少しでも知ってもらいたい」と訴えました。


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