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2023年5月12日(金)

悪法ノー 全国で行動

原発回帰止めよう

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(写真)「原発回帰は許せない」と署名する人たち=11日、東京・新宿駅前

 岸田政権が進める原発推進等5法案(GX電源法案)が参院で審議に入るなか原発回帰路線の撤回と原発ゼロを求める「イレブン行動」が11日、各地で取り組まれました。

 東京では、全労連、新日本婦人の会などでつくる原発をなくす全国連絡会が新宿駅前で原発回帰路線の撤回、海洋放出中止を求める二つの請願署名への協力を呼びかけました。「岸田首相は国民の反対の声を聞いて」と署名に応じる人たちの列ができました。

 新日本婦人の会のAさんは、原発事故で「いまも8万人以上が避難を余儀なくされ、復興への努力が続いている」と紹介。汚染水の海洋放出は復興を妨げるとし、「放出を止めるため一緒に声をあげよう」と呼びかけました。

 全国商工団体連合会の牧伸人常任理事は、「原発の運転で膨大な放射性廃棄物が増え続けている。廃棄物の処理の見通しは立っていない」と指摘。「再生可能エネルギーの推進は地域に新たな雇用を生む政策です」と訴えました。

 日本共産党の笠井亮衆院議員は、GX電源法案について「国民的議論もないまま、強行成立させようとしている」と批判。「再生可能エネルギーへの転換こそ進めるべきだ」と強調しました。

 署名した会社員の女性(42)=東京都世田谷区=は「原発事故を起こした日本でこんなに原発に固執するのは許せない。日本には、風力、太陽光、小水力など可能性がいっぱいある」と語りました。

難民の実態知って

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(写真)家路に向かう市民に「難民が送還される法案に反対」と訴える参加者=11日、JR小岩駅前

 衆院で可決された入管法改悪案を巡り、東京都や神奈川県など全国各地の市民が抗議の声をあげています。参院で法案が審議入りし、動きが緊迫するなか、連日帰宅時間帯にターミナル駅前で抗議のスタンディングをする自発的な行動が広がっています。

 東京・江戸川区のJR小岩駅前では11日夜、抗議行動参加者が仕事帰りの人に「この問題を知ってほしい」と与党の改悪法案と野党が提出した法案の比較表を配り、対話しました。

 自分でデザインした「入管法改悪反対」上着を着てのぼり旗を掲げた千葉県市川市の男性(52)は「日本人は悪政に対して有権者として政治を選択することができる。しかし、難民は投票権もなく、政府を選ぶことができない。私たちは少しでも声をあげる」と話しました。

 東京・葛飾区で難民を支援する女性は「日本に長年住んで慣れ親しみ、日本語しか話せない難民もいる。受け入れに反対する人はそのようなことも知ってほしい。私たちは与党の法案には反対する。野党が提出した法案を成立させたい」と話しました。


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