2023年5月10日(水)
大幅増員・夜勤改善訴え
中野でナースウェーブ 東京
看護の日前に
![]() (写真)ナースウェーブで大幅増員・夜勤改善署名を呼びかける看護師ら=9日、東京・中野駅前 |
ナイチンゲール生誕を記念した「看護の日」(12日)を中心に医療・介護・福祉の充実を求める「ナースウェーブ」が全国で取り組まれています。東京・中野では東京医労連や都立病院労組などでつくる東京医療関連労働組合協議会が9日、「戦争反対!いのちまもる安全・安心の医療介護の実現を!」と集会などに取り組みました。
同協議会の三母明己議長は主催あいさつで、「新型コロナが感染症法上5類となったが、収束したわけではない。仕事を充実させ、患者の命を守るために何ができるか一緒に考えていこう」と呼びかけました。
日本医労連の松田加寿美中央執行委員は講演で、「わたしたちの運動が国を動かしてきた」と語り、診療報酬改定での夜間勤務改善(2016年)、介護報酬の臨時改定(17年)、ケア労働者の処遇改善事業(20年以降)などの成果を紹介しました。
単組の代表7人がパネリストとなったシンポジウム「働き方、控えめに言ってやってられない」で、一般総合病院の看護師は「今後、コロナ補助金が無くなるので、現場対応から経営まで大変になる」と発言。都立病院の看護師は「コロナ禍で野戦病院状態になり、倫理観が揺らぎ、看護師たちが傷ついている。改善するには組合が必要」と訴えました。
集会後、参加者は白衣をまといJR中野駅前で宣伝し、大幅増員・夜勤改善を求める署名を集めました。
集会では、日本共産党の藤田りょうこ都議があいさつしました。









