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2023年5月9日(火)

鶏卵不足 メニューに影響

34業態が休止・見直し

 サンドイッチで使われるゆで卵やモーニングセットの目玉焼き、中華チェーンの天津飯など、今春以降、店頭で見かける機会が減ってきました。鶏卵不足によって飲食店のメニューの見直しが迫られているためです。

 東京商工リサーチの調べによると、鳥インフルエンザのまん延などで生じた鶏卵不足により卵メニューの休止や代替メニューの実施を公表したのは、27社・34業態に及びます。

 物価の優等生だった卵の供給不足で、外食各社は原材料の高騰とはまた異なる不安を抱えています。

 「中華・ラーメン」の業態では、煮卵の提供制限や天津飯の販売休止が相次ぎました。

 「レストラン」では、デザートの種類見直しも。モーニングの目玉焼きを代替品に置き換える動きが目立ちました。「コーヒー」店ではサンドイッチの卵抜き、自社製カスタードクリームの提供中止がありました。定食では鶏南蛮に添えるタルタルソースに使用する卵の不足から提供を一時休止するチェーンもありました。


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