2023年5月8日(月)
G7は核廃絶へ行動を
高校生平ゼミ 署名とアピール
![]() (写真)雨の降る中、署名に応じる人たち=7日、東京・原宿駅前 |
広島で開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)を前に7日、全国各地の高校生平和ゼミナールが高校生署名「核兵器禁止条約に署名・批准を」に取り組みました。東京高校生、学生平和ゼミナールは、東京・原宿駅前で高校生署名を呼びかけ1時間で98人から集めました。また、オンラインで学習会を開き、G7に対し「核兵器禁止・廃絶に向けた高校生アピール」を採択。各国大使館に送付するとしています。
東京では、小雨が降る中、中学生、高校生、大学生が署名を手に、「日本政府に核兵器禁条約の参加を求める署名です。ご協力お願いします」と呼びかけると、中学生3人が応じ、「ウクライナのニュースを見て、戦争で傷つく人が一人でもなくなるといいなと思います。核兵器はない方がいいです」と語りました。
オンライン学習会では、各地の高校生が署名の取り組みを報告。さらに、広島の高校生が被爆者の思いを聞き、G7サミット向けたアピールに反映させたことを発表。東京の高校生は横田基地の現状を説明。埼玉県の高校生は入間基地の予算などについて、沖縄の高校生は南西諸島のミサイル基地化について報告しました。
埼玉、東京、静岡、愛知、広島、沖縄の高校生平和ゼミナールは連名で、G7広島サミットに参加する各国首脳に対して▽被爆体験を聞き、「広島平和記念資料館」を見学し、各国で被爆の実相を広く紹介すること▽核不拡散条約第6条の核軍縮義務の誠実な実行を行うこと▽禁止条約第2回締約国会議にオブザーバー参加するとともに、早期に同条約に参加し、核兵器禁止・廃絶に取り組むこと▽ロシアにウクライナからの撤退を求め、平和解決のための外交努力をつくすこと。台湾有事を引き起こさないために、対話による平和構築の努力を行うこと―を要求するアピールを採択しました。









