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2023年5月8日(月)

入管法改悪案「廃案に」

東京・杉並 反対デモ

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(写真)入管法改悪に反対するデモの参加者ら=7日、東京都杉並区

 入管法改悪案に反対するデモ行進が7日、東京都杉並区内であり、市民や外国人らが「反対の声を高めて廃案に追い込もう」と声を上げました。主催は「0507入管法改悪反対杉並デモ実行委員会」。

 主催者によると同デモには約1200人が参加しました。参加者は、「入管法反対」「入管法は廃案一択」などの横断幕やプラカードを掲げて行進。打楽器や笛による音楽演奏もありました。

 デモに先立つ集会で、市民や弁護士、母国への強制送還で命に危険が及ぶ外国人などが発言しました。

 駒井知会弁護士は、ある外国人は難民認定に10年もかかったと述べ、「日本では、明らかに難民が難民として保護されていない」と批判。この外国人とともに母国で反政府活動をしていた仲間は、アメリカやイギリスに逃れた後にすぐに難民認定され「第二の人生を切り開くことができている」とのべ、日本の遅れを訴えました。

 同法案は、難民申請に上限を設けて3回目以降は申請中の送還を可能にします。「#FREE USHIKU」の長島結さんは、「強制送還をしやすくするものだ。国会に反対の声を届けよう」と呼びかけました。

 集会とデモには日本共産党の本村伸子衆院議員、立憲民主党の国会議員、名古屋出入国在留管理局で亡くなったスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんの遺族も参加しました。


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