2023年5月7日(日)
被災者「余震心配 眠れず」
能登震度6強 井上議員ら調査
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日本共産党の井上哲士参院議員は6日、能登地方で5日午後に発生した地震の被害状況を、佐藤正幸県議とともに調査しました。鐙(あぶみ)史朗輪島市議と鈴木宏太能登地区委員長が同行しました。被災地は午後から雨模様となりました。
震度6強の強い揺れとなった石川県珠洲(すず)市の正院町を中心に、党珠洲支部の坂東正幸さん(82)の案内で、倒壊した家屋や納屋、ガラスの窓枠が外れた住居、倒れた神社の鳥居などを調査しました。
木造2階建ての大屋根の瓦がずれて落下した住宅では、玄関の柱が折れ曲がり、室内の壁が崩れていました。孫が金沢市からブルーシートを持って応援に駆け付け、後片付けに追われていました。
被災者は、「今回は何とか持ちこたえたが、次にまた大きな余震が来たら持たないかも」「自然災害だからどうにもできない」「いつ余震が来るか心配で眠れない」と不安な表情で語りました。
井上氏らは、被災状況を1軒1軒確認しながら要望を聞き取り、災害時の「罹災(りさい)証明書」制度などの説明が入ったリーフレットを手渡しました。