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2023年5月6日(土)

統一地方選 奮戦から

得票増でトップ当選

千葉市議 かばさわ洋平さんに聞く

「活動の見える化」徹底

 千葉市議選で日本共産党は全6区の議席を獲得し立候補した7人の全員当選を果たしました。緑区では、かばさわ洋平市議がトップ当選の快挙。その経験について話を聞きました。(千葉県・宮澤春代)


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(写真)毎月3万部発行している「かばっちTIMES」を手に

 4年前の選挙では立憲民主党に風が吹きましたが今回は混戦で、これまでの活動が問われる選挙だと感じました。

訪問や運動で

 電話では不在宅が多いため訪問中心に切り替えて支持拡大することで意思統一。誉田(ほんだ)支部では告示の半年前から週2回の訪問活動に踏み出し、鎌取(かまとり)、土気(とけ)支部での取り組みも広がり、3支部で前回を上回る4500の支持拡大を実現しました。連名ポスター依頼張りも強化して50枚以上張り出し、徹底的に知名度の向上に努めました。世代的継承では、鎌取支部の現役世代の党員がアナウンサーや運転手で協力してくれたことで雰囲気が活気づきました。

 宣伝場所を掲載したビラを毎日「しんぶん赤旗」に折り込んだところ党外も含めて20人近く集まってくれた所も。緑区は党市議団のアンケートで総合病院整備の要望が最も多く、街頭宣伝でも期待の声が寄せられました。また小中学校体育館へのエアコン設置や校則見直しの政策が保護者の間にSNSで拡散され、児童・生徒30~40人が最後まで聞いてくれてサインを求められたことは、今回の選挙で最も深く印象に残りました。

 地域のみなさんとの共同で土気踏切の存続を求める署名では自民党員も運動に参加し600人分を集めました。また400人分を集めたデマンドタクシー要求では自治会と協力して勉強会を開催するなど、ともに運動してきた住民のみなさんから多大な支持をいただきました。

 市議会の中で共産党だけが子ども医療費や薬局窓口負担の無料化を訴えて実現したことも強力なインパクトとなり、学校給食費の第3子以降無償化の実績とセットで支持拡大につながったのだと思います。動物福祉推進の訴えにも、犬の散歩中の人たちが立ち止まって聞くなど共感が広がりました。

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(写真)多くの子どもたちに囲まれサインを求められた、選挙中の、かばさわさん

SNS等活用

 最も大きな力となったのは「活動の見える化」の徹底です。月2回発行の「かばっちTIMES」は毎月3万部を発行し、地域の要求や成果に応じて地域新聞に折り込むなどのマーケティングを展開しています。関心のある地元の話題に触れることで住民が政治を身近に感じることができ、「いちばん頑張っているのは、かばさわさんだね」と言っていただけています。

 さらに、この間SNS発信にも注力してきました。ツイッターやフェイスブック、ユーチューブ、インスタグラムとティックトックなどで「わかりやすく発信する」ことと、動画をLINEなどで広げることを会議で繰り返し徹底してきました。「折り入って」の支持拡大に大きくつながったと確信しています。

 各SNSのフォロワーの方がポスティングや駅頭でのビラ配布に参加してくれ、LINE公式には100人以上から「投票しました」とコメントをいただきました。また訪問すると「あなたは大丈夫でしょ」と言われることが多かったため、繰り返し「当選ラインに達していない」と訴えると支持を拡散してくれたりと、SNSの活用は今後の選挙のたたかいに必須になると思います。

 前回を1034票上回る大きな支持をいただいて3期目を迎えることができました。学校給食無償化、高齢者の外出支援としてデマンドタクシーの拡充、動物福祉の推進、公立病院の整備充実など、「あなたと変える。住みよい千葉市」実現に、7人の党市議団で全力をつくします。


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