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2023年5月3日(水)

オスプレイ用地売らぬ

地権者有志の会が採決批判

佐賀

写真

(写真)質問に答える古賀代表=2日、佐賀市

 佐賀空港(佐賀市)への自衛隊オスプレイなどの配備を巡り、防衛省が「駐屯地」建設を狙う土地の地権者でつくる管理運営協議会の臨時総会が1日に土地の売却を決めたことを受け、「地権者有志の会」は2日、佐賀県庁で記者会見を行いました。協議会に土地売却の権限がないことなどを指摘したにもかかわらず採決を行ったと批判しました。

 古賀初次代表は、土地は民法上の共有となっており地権者全員の合意が必要であることや、土地の売却は協議会の規約にも記載されていないなどの意見書を提出していたことを紹介。しかし総会で県有明漁協南川副支所の執行部から回答はなく、「あいまいな部分が残ったまま、採決に移った」と総会のあり方に疑問を呈しました。

 「日米地位協定のもと米軍の良いように利用される」という総会での地権者の指摘にも執行部は「県も市も常駐計画はないと言っているので信じるしかない」と回答したことなどを報告しました。

 古賀代表は「賛成の人のなかにはノリ漁をやめて高齢で暮らしている人もいる。さまざまな立場の人がいる。分断につながるようなことだけにはならないでほしい」と述べ、「49人もの反対があったのは希望だ。私は絶対に土地は売らないと改めて断言します。私は法的手段も選ぶ時が来ると思っています」と力を込めました。


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