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2023年5月3日(水)

PFAS検出 相談窓口設置

東京都

 米軍横田基地(東京都福生市など5市1町)東側の多摩地域住民の血中から人体への有害性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が高濃度で検出された問題を受け、東京都は1日、都民からの質問に応じる電話相談窓口を開設しました。

 保健師など専門知識を持った都の職員が対応し、これまでわかっていることや、都内の水道水・地下水のPFAS検出状況を説明するとしています。

 都は、日本国内でPFASの一部=PFOS・PFOAによる健康影響発生の報告はされていないと説明。免疫系などへの影響が指摘されているものの、どの量や濃度でどのような影響を及ぼすか現時点で不明としています。

 住民でつくる「多摩地域の有機フッ素化合物(PFAS)汚染を明らかにする会」が昨年11月~今年1月に19市町村の273人から採血検査した結果、ほぼすべての人からPFASが検出されました。平均血中濃度はPFOSやPFOAなど4物質の合計で1ミリリットル当たり28・1ナノグラムと、米国学術機関「科学アカデミーズ」が設定した健康リスクの指標値(7物質の合計で20ナノグラム/ミリリットル)を上回りました。

 窓口は平日の午前9時から午後5時まで。

〈問い合わせ〉 03(5989)1772


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