2023年5月2日(火)
“社会の力奪う”当然
岩渕氏、軍拡予算めぐり主張
参院調査会
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参院外交・安全保障調査会は4月26日、「持続的な防衛基盤整備の在り方」について参考人質疑を行いました。
日本共産党の岩渕友議員は、43兆円もの大軍拡予算についての香田洋二元海上自衛隊幹部の「高齢化する日本の社会構造を考えるとちょっと度を越えている。社会の体力を逆に奪ってしまうのではないか」(2月の同調査会)との指摘を示し、「その懸念は当然だ」と述べました。
岩渕氏が、この間の世論調査で防衛費増額の財源を増税でまかなうことへの反対が賛成を上回っている中で、政府が大軍拡を進めようとしている事態への認識をただすと、参考人全員が大軍拡予算を肯定する意見を述べました。
「沖縄の風」の伊波洋一議員は「抑止が効いているときは、戦争は起こらないが、抑止が破綻すれば日本の戦場化が始まるということは、ウクライナ(で起きている事態)の通りだ。私たちは、そういう道ではない流れが求められているのではないか。抑止ではなく外交をしっかりとしていくことを求めないといけないのではないか」と語り、抑止力での安全保障構築には限界があるとの考えを示しました。








