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2023年5月2日(火)

生活保護 夏季加算を

山下氏、熱中症対策として要求

参院環境委

写真

(写真)質問する山下芳生議員=4月27日、参院環境委

 日本共産党の山下芳生議員は4月27日の参院環境委員会で、熱中症対策のための生活保護への夏季加算を主張しました。

 山下氏は熱中症による死亡者が内外で急増し、「日本では熱中症死亡者の8割がエアコンを使用していなかった」と指摘。大阪生活と健康を守る会のアンケートでは、夏の電気代が3000円以上跳ね上がった人が50%以上にのぼり、「エアコンをつけるために食費を削った」などの声が寄せられたと紹介。「熱中症対策として最も効果があるのは、電気代の援助だ」と述べ、生活保護への夏季加算を求めました。

 羽生田俊厚生労働副大臣は「2014年調査では夏季に光熱費が増加していない。昨年の夏季の生活費全体も増えていない。慎重に検討したい」との消極的な答弁に終始しました。

 山下氏は「熱中症による死亡者は14年以降急増している。電気代も上がっており『怖くてエアコンを1回もつけなかった』人もいる。新しいデータと知見を踏まえ、すみやかに(加算を)実施すべきだ」と迫りました。


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