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2023年5月2日(火)

隣接地を統一協会が購入

国士舘大「強い危惧」

東京・多摩

 学校法人国士舘は統一協会(世界平和統一家庭連合)が国士舘大学多摩キャンパスに隣接する東京都多摩市内の土地(約6300平方メートル)と建物を購入した問題で1日までに、教育環境への影響を強く懸念する声明を発表しました。

 声明は4月28日付。同大学のホームページによると、多摩キャンパスには体育学部の校舎とスポーツ施設などがあります。学生数は約2000人です。

 統一協会は、正体を隠した勧誘や高額献金などの反社会的な活動を繰り返してきました。声明は、統一協会に関する報道を踏まえて「近隣地における活動が本学園の教育環境に好ましくない影響を与えることに強い危惧を抱いている」と述べています。

 また、今後の対応について「関係諸機関と緊密に連絡を取り、すべての学生・生徒が安心して学べる環境を守るための各種対策を講じる」としています。

 本紙の取材に、学校法人国士舘は「引き続き注視してまいります」(広報課)とコメントしました。


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