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2023年5月2日(火)

ストライキが当たり前の社会に

志位委員長が会見

 日本共産党の志位和夫委員長は1日、東京・代々木公園で開かれた「第94回中央メーデー」参加後の記者会見で、「資本から独立したたたかう労働組合が大事になっている」「日本社会をストライキが当たり前の社会にしていくことが大切ではないか」と強調し、「日本共産党としてもしっかり連帯したい」と決意を語りました。

 志位氏は、「賃上げをどう勝ち取るのか。一つは、政治の責任で賃上げを進めることだ。日本共産党は大企業の内部留保に時限的に課税して、税収を中小企業支援にあて最低賃金を上げる提案をしている」と発言。「もう一つは、資本から独立したたたかう労働組合が、いま非常に大事になっていると思う。全労連のみなさんが『ストライキを構え、物価高騰を上回る賃上げを』とよびかけ、メーデーで発言した首都圏青年ユニオン回転ずし分会の労働者が大幅賃上げを求め、国立病院で働く全医労の労働者が病院の機能強化と大幅増員、患者の命を守るためストを行ったとの発言にとても感動した」とのべました。

 志位氏は、「ベルギー、フランス、英国、ドイツ、アメリカ、韓国など世界中で、物価高騰を上回る賃上げや年金問題でストの大波が起こっており、それを社会全体が支持している」として、「日本の労働運動でもストライキを当たり前にしていく、ストが当たり前の社会にしていくことが必要ではないか」と語りました。

 「今年はこれまでにないストが全国で起こっていると聞いた。非常に重要な新しい流れが起きている」「ストライキは法律で保障されている労働者の権利だ。堂々と行使し、それを社会みんなで連帯し、支えていく、そういう日本社会にしていくために、連帯してたたかっていきたい」と述べました。


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