しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年4月30日(日)

インボイス 文化破壊

文団連学習会 消費大増税と密接

大門前議員が講演

写真

(写真)参加者からの質問に答える大門氏=29日、東京都新宿区

 文化団体連絡会議(文団連)は29日、政府が消費税徴収のため導入しようとしているインボイスが文化活動に与える影響を学ぶ学習会を東京都内で開きました。日本共産党の大門実紀史前参院議員が「消費税とは何か インボイスが文化活動を破壊する」と題して講演しました。

 大門氏は「インボイスの問題は政府が考える消費税大増税の将来像と密接につながっている」と指摘しました。政府は「消費税20%の世界」を目指しており、そうなったときに三つ以上の軽減税率を採用することを考えている、そのためにはインボイスが必要となり、その「地ならし」として今回のインボイス導入が進められようとしていると説明。導入されれば、年収1000万円以下のフリーランスの免税業者に網がかかると警告しました。

 免税業者のままでは取引から除外されかねないため、やむなく課税業者となった場合、ほぼひと月分の収入が消費税として徴収されることになると指摘。「こんなことで文化活動から離れる人が増えるのは極めて残念。インボイスなど必要のない、消費税5%の単一税率を目指し、力を合わせて中止に追い込んでいきたい」と訴えました。

 参加者からの「現場での個々の対応はどうすべきか」という質問に対して、「急いで焦って登録する必要はない。国会でも日々動いているので、それをよく見つつ、運動をより一層広げていくことが大切」と答えました。


pageup