2023年4月29日(土)
入管法改悪案強行に抗議
排除でなく共に生きよう 国会前でコール
![]() (写真)衆院法務委員会での採決強行に抗議し、「採決するな」「入管法改悪ノー」と声を上げる人たち=28日、衆院第2議員会館前 |
衆院法務委員会で入管法改悪案の採決が強行された28日、衆院第2議員会館前には午前中からたくさんの市民が集まり「採決やめろ」「入管法改悪ノー」という怒りのコールが起こりました。
東京都世田谷区の大学1年生(19)は「日本が外国人に対して排他的な社会になっていくことが怖い」と、初めて参加しました。「国会内のひどさも痛感しました。この風景を変えていきたい」
フォトジャーナリストの安田菜津紀さんは「国家の役割は、外国人を排除するのではなく、共に生きる社会をつくることです」とスピーチ。弁護士の児玉晃一さんは「この法案で喜ぶのは入管だけです」と指摘しました。
30年以上日本で暮らし、難民申請も4回したイラン出身の人(56)は「一度は廃案になったのに、なぜ同じような法案が出されているのか。どれだけ外国人は嫌われないといけないのか」と話しました。
抗議を呼びかけた移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)代表理事の鳥井一平さんは、反対の意思は変わらないと強調。「地域や職場、学園で廃案を求める声をさらに広げていこう」と述べました。
日本共産党の本村伸子衆院議員、立憲民主党の鎌田さゆり衆院議員、石川大我参院議員が駆けつけました。本村氏は「たたかいは続きます。廃案にするため、声を上げ続けます」と語りました。









