2023年4月28日(金)
オンライン資格確認システム
医療機関導入義務ない
第2次訴訟 原告団が結成集会
![]() (写真)結成集会であいさつする原告団長の須田昭夫東京保険医協会会長(右端)=27日、衆院第2議員会館 |
今年4月から医療機関に導入が義務付けられた「オンライン資格確認システム」は、違法かつ無効なもので、医療機関には導入する義務がないことを確認する訴訟の第2次訴訟原告団結成集会が27日、衆院第2議員会館で行われました。100人が参加し、ウェブでも90カ所で視聴されました。
小池・山添氏参加
訴訟は、東京保険医協会が国を相手取って行っています。原告は全国各地の保険医で、第1次訴訟(原告274人)は今年2月22日に、第2次訴訟(同801人)は今月21日に、いずれも東京地裁に提訴されました。
須田昭夫原告団長(東京保険医協会会長)は「一番の心配は、システムから患者さんのプライバシーが漏れること。医療は漏らさないという信用が大事で、漏れてからでは遅い。患者さんのプライバシーを守るため、たたかわないといけない」と語りました。
弁護団長の喜田村洋一弁護士が訴訟の概要を説明しました。同システムが、厚生労働相が決めることができる「省令」で義務化されていると指摘。「厚労省が自分たちで勝手にやっていいかどうかを争う裁判になる」と強調しました。
原告として参加している神奈川、静岡、千葉の医師が各地の取り組みを報告しました。
集会には日本共産党の小池晃参院議員(医師)、山添拓参院議員が参加しました。









