2023年4月27日(木)
孤独・孤立 調査続けよ
塩川氏 対策推進法案ただす
衆院内閣委
![]() (写真)質問する塩川鉄也議員=21日、衆院内閣委 |
日本共産党の塩川鉄也衆院議員は21日の衆院内閣委員会で、孤独・孤立対策推進法案についてただしました。
同法案は、孤独や孤立は「社会全体の課題」だとして、本人などの意向に沿って支援し、孤独・孤立からの脱却や社会生活ができるようめざすもの。一方で「孤独・孤立」の定義や施策の実効性の担保が不明瞭・不十分で、背景にある競争教育や雇用破壊、社会保障改悪などへの反省や総括はありません。
塩川氏は引きこもりへの不明確な支援の対象や内容について質問。小倉将信孤独・孤立担当相は「孤独・孤立の予防も含め、あらゆる人が対象」だと答弁。内閣府の調査で15~69歳までの約50人のうち1人が引きこもりになっている実態を明らかにしました。
塩川氏は、今後の同調査の継続、実施部署、高齢者調査の実施予定について質問。内閣府の山本麻里孤独・孤立対策担当室長は、今後の調査は「こども家庭庁や厚生労働省などで検討する」として明言を避け、調査の重要性については「実態把握、情報収集して施策を実施することは当然だ」と認めました。
塩川氏は、自治体や特定非営利活動法人(NPO)への財政措置を抜本的に増やすよう迫りました。









