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2023年4月27日(木)

植物園は府民の財産

京都の整備計画 倉林議員、撤回要求

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(写真)質問する倉林明子議員=24日、参院行監委

 日本共産党の倉林明子議員は24日、参院行政監視委員会で、国の「スタジアム・アリーナ改革」の一環として、京都府立大学体育館を商業アリーナ化し、北山エリア周辺をイベントゾーンにする「北山エリア整備基本計画」について質問しました。

 倉林氏は「既存の体育館を1万人規模の商業アリーナに建て替えて共同利用を図ろうとする事例は、全国に存在するのか」と質問。星野芳隆スポーツ庁審議官は「スタジアム・アリーナ改革に基づく全国の計画のなかでは京都府立大のアリーナ構想のみ」と答弁しました。

 倉林氏は、京都府が国の補助金でコンサルティング会社に作成させた事業概要を示し、「府立大学の敷地をまるごと“にぎわい”のエリアとして整備しようという計画だ」と指摘。日本有数の総合植物園で府民の財産である府立植物園をイベントゾーンとする構想に反対する署名が15万を超え集まっているとして、「にぎわいやイベントスペースが最も似合わないエリアだと認識すべきだ。補助金を使って推進してきた国の責任が大きく問われる」と追及しました。

 星野審議官は「府でしっかり議論していただきたい」との答弁を繰り返しました。


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