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2023年4月27日(木)

入管法改悪案廃案しかない 国会内外で連日抗議

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(写真)「入管法改悪案は廃案しかない」と声を上げる人たち=26日、衆院第2議員会館前

 入管法改悪案をめぐって、与党が衆院法務委員会での採決を狙う緊迫した情勢となった26日、廃案を求める人たちが国会内外に集まり、「採決するな」と怒りの声を上げ続けました。

 終日、強い雨が降り続いた衆院第2議員会館前では、午前中から市民が「今、ここに生きる人を大切にすること!!」などと書かれたプラカードを掲げて抗議。午後4時すぎに衆院法務委員会が開かれると、「入管法改悪ノー」のコールが。その後、この日の採決がないという一報が入ると、「やったー!」という大きな歓声が湧き起こりました。

 この間、抗議に欠かさず参加している東京都世田谷区の女性(55)は、難民申請に上限を設けて本国への強制送還を可能にするなど、「問題だらけの法案です。廃案を求めます。外国人と共に暮らすための法律こそ必要です」と述べました。

 リレートークでは、現役の新聞記者もマイクを握り、入管法改悪案は、差別を法制化するものだと指摘しました。

 参院議員会館では午後4時半から、移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)など7団体が呼びかけ、19万44人が賛同した入管法改悪に反対する署名を入管庁に提出しました。

 同席した弁護士の児玉晃一さんは、在留資格がない子どもたちに対して、与党が「在留特別許可」を与える検討をしていることに触れ、「子どもを法案成立の人質に使わないでほしい。必要なら、今すぐ出すべきです」と語りました。


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