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2023年4月26日(水)

就活指導の是正求める

“性差別やめよ” 文科省に署名提出

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(写真)署名提出後に記者会見をする「#就活セクシズム署名チーム」のメンバー=25日、東京都内

 教育機関で行われる男女二元論的・性差別的なマナーを押し付ける、不適切な就活指導の是正を求め、有志でつくる「#就活セクシズム署名チーム」は25日、文部科学省に3万2968人分の署名を提出しました。

 同チームは2020年11月にオンライン署名を開始。就活時に「女性が、化粧をしないのは失礼にあたる」「男性は短髪」といった男女別のスタイルやマナー指南をやめるよう、スーツ販売店や出版社などに働きかけてきました。

 文科省に対し、同省が大学などの教育機関と採用側の企業に通知している、就職に関する申し合わせに▽学生のアイデンティティーを尊重する▽性差別的なマナーに従わない服装で参加したことを理由に減点しない―ことなどを追加することも求めました。

 同日都内で行われた記者会見で、署名チームのメンバーは、学生は採用される側で弱い立場に置かれているとし、「おとなたちが率先して変わっていかなければいけない」と強調しました。

 マナー講師でもあるメンバーは「働く人の服装は年々変わっている。就職という入り口の段階で、時代にそぐわないマナーを押し付ける世の中は、変わってほしい」と語りました。

 署名には「季節に関係なくハイヒールとストッキングの着用を強制された」「大学の指導員に『パンツスーツは採ってもらえない』と言われた」といった経験談も寄せられています。


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