2023年4月26日(水)
入管法改悪案巡り緊迫
保護すべき人 保護できず
衆院法務委 本村氏主張
![]() (写真)質問する本村伸子議員=25日、衆院法務委 |
日本に住む移民・難民の命をさらに危うくする入管法改悪案をめぐり、25日の衆院法務委員会で質疑が行われました。同日の理事会では自民党が採決を提案。日本共産党や立憲民主党が反対し、この日の採決は見送られましたが、自民党は翌26日の委員会質疑後に採決に持ち込む構えをみせており、緊迫した状況が続いています。
日本共産党の本村伸子衆院議員は25日の同委で質問し、入管法改悪案は保護すべき人を保護できず、難民審査の公平性を欠くものだと主張しました。
本村氏は、難民審査で本人が意見陳述を希望してもできずに不認定になった事例がある(裁判で認定)と指摘し、法相が任命し、不服を申し立てた外国人の審査を行う難民審査参与員の判断が適切だったかどうかを検証するよう要求。斎藤健法相は「明確に不適切であったというようなことがあるならば検証するが、そのような状態にはない」と拒絶しました。
本村氏は、国連特別報告者及び作業部会が18日付で、入管法改悪案は国際法違反だとする共同書簡を日本政府に送ったことについて質問。2021年の同様の共同書簡に対し日本政府は、「対話」「検討」「運用の改善」をすると回答していたと指摘し、政府の対応を追及しました。









