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2023年4月24日(月)

保険料値上げやめよ

倉林氏 後期高齢者医療で

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(写真)質問する倉林明子議員=20日、参院厚労委

 参院厚生労働委員会は20日、健康保険法等改定案についての審議を行い、日本共産党の倉林明子議員は、後期高齢者は受診を控え生活費を削っていると指摘し、保険料値上げはやめるべきだと主張しました。

 同案は、後期高齢者の保険料の伸び率を現役世代と同じにするなど、保険料を大幅に引き上げます。倉林氏は激変緩和措置の対象とならない年収220万円の場合の負担を質問。年間保険料が11万2080円にも上ることが明らかになりました。

 倉林氏は、公平な負担といいながら公費は減らし続けていると批判。能力を超えた医療費、介護負担と物価高騰で高齢者の暮らしは確実に悪化しており、追い打ちをかける値上げはやめるべきだと主張しました。

 倉林氏はまた、昨年10月から実施された後期高齢者医療の窓口2割負担について質問。日本高齢期運動連絡会が2割負担の対象者に行った調査では、住居や介護の費用がかさみ10万円の赤字となっていることが分かったとして、負担能力の再検証を求めました。

 厚労省の伊原和人保険局長は「負担能力を踏まえて決定した」と強弁しました。


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